投資では損切りが必要な時と、不要な時があります。
実は投資資金の性質や、投資の方針で、損切りの要不用は変わるのです。
投資関連の書籍では、ほとんどの本で損切りが必要だと説いています。
損切り不要だと主張するのは、ごく一部の著者だけです。
でも、本当は立場によって、変わるものなのです。
スキャルピングやスイングトレード、デイトレードのような、
短期の投資では、損切りは欠かせません。
これは事実です。
短期投資で一番困るのは、投資資金の塩漬けだからです。
保有しているポジションにこだわると、損失が拡大するだけでなく、
安く買うチャンスを逃してしまうこともあります。
また投資資金が、いつまで運用できるかも大事な要素です。
短期間しか運用できないのなら、
その期限が来たら、たとえ含み損があっても、決済するしかありません。
もちろん、損失が確定してしまいます。
逆に長期投資の場合は、いちいち損切りしていたら、きりがありません。
ドーンと構えて、たとえ下がっても、回復するのをじっくり待ちます。
私はどちらかというと、損切りしないほうの投資を好みます。
毎回、5年くらいは、塩漬け覚悟で投資しています。
株式や通貨を買ったら下がることもありますが、
長くても数か月ではほとんどが回復し、
さらに目標とした利益まで伸びています。
だから、シストレのような自動売買と、期限があるオプション取引以外では、
損切りしなくても負けた記憶がありません。