投資で個人投資家が、プロの投資家に勝つには、
シンプルに考えるしかありません。
投資では、世界中のあらゆる投資家が日々売買しています。
投資の大多数を占めるのは、機関投資家やトレーダーなどプロの達です。
プロの投資家たちは、最先端の道具や、豊富な情報量により、
個人投資家よりはるかに有利な環境にあります。
またコンピューターを使い、投資で儲けるためのアルゴリズムでプログラムを開発しています。
数学、物理学、経済学の天才たちが数式・法則を駆使した、売買プログラムを作っているのです。
これまでにもノーベル賞受賞者や、博士号取得者、優秀な研究者たちが、
金融工学を駆使したシステム開発に関わっています。
しかも売買は、コンピュータープログラムで、超高速に行われます。
とてもじゃないですけど、普通に考えると個人投資家では勝てません。
ではどうするか?
逆にシンプルに考えるのです。
プロの投資家のメリットは、逆にデメリットになることもあります。
プロは成果を出さなければならない期限があるし、
情報が豊富すぎて、精度が上がらないこともあるからです。
ノーベル賞受賞者達が立ち上げたファンドが破綻したのは、
まだそんなに昔の話じゃありませんよね。
個人投資家の場合は、余裕資金で投資していれば、期限がありません。
それに少ない情報のほうが、精度が上がることだってあるのです。
化学分野でも、検討する要素を減らしたほうが、精度が向上する場合があることが、
知られています。
結局、投資は上がるか下がるかの2択です。
証券会社への手数料や税金を除くと、確率は1/2なのです。
だからシンプルに考えて答えを出しても、あながち間違いとは言えません。
むしろ個人投資家は、シンプルに考えることこそが大事です。